画期的なアイデア！ChatGPTの入出力を暗号化してプライバシー保護
最近、私が試してみた実験で、ChatGPTの入出力を暗号化するという手法を編み出しました。
ChatGPTの入出力は通常、OpenAIのサーバーを経由します。
これに対して、もしそのデータが覗かれてしまった場合、
入力された質問や返答内容が第三者に知られてしまう可能性があるという懸念があります。
そこで、私は暗号化を使ってこの問題に対処する方法を発見しました。
暗号化されたメッセージをChatGPTに送信し、ChatGPTの返答も同様に暗号化させるという方法です。
これにより、第三者がメッセージを見たとしても内容は理解できず、プライバシーが守られるのです。
実際にやってみた！ChatGPTとの暗号化対話
ヴィジュネル暗号を使った具体的な手順と例
ヴィジュネル暗号は、キーとなる文字列を使用してメッセージを暗号化する手法で、
複数のアルファベットシフトを組み合わせて行います。
以下は、この方法を使ってChatGPTとのやり取りを行う手順です。
1. キーの設定
まず、暗号化に使うキーを決めます。ここでは例として「KEY」を使用します。
2. メッセージの暗号化
通常の質問文「こんにちは」をヴィジュネル暗号で暗号化します。
手順：
- メッセージをローマ字表記に変換します：Konnichiwa。
- キー「KEY」を繰り返し適用し、対応するアルファベットにシフトします。
| 文字 | K | O | N | N | I | C | H | I | W | A |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| キー | K | E | Y | K | E | Y | K | E | Y | K |
| 暗号化 | U | S | B | X | M | G | R | M | A | K |
暗号化後のメッセージは「USBXMGRMAK」です。
3. ChatGPTへのメッセージ送信
暗号化されたメッセージ「USBXMGRMAK」をChatGPTに送信し、
「このメッセージは暗号化されています。内容を解読した後、同じ暗号方式で返答してください。
解読したメッセージをそのまま記載せず、暗号化した返答のみを書いてください。」と指示します。
4. ChatGPTの返答
ChatGPTが返答した内容も同じキー「KEY」を使って暗号化されます。
例えば、ChatGPTが「元気ですか？」と返答した場合、
その返答もヴィジュネル暗号で暗号化され、
あなたの手元に「ZGEMWVBRSW」という形式で返ってきます。
これを自分で解読すれば、元のメッセージがわかります。
AES暗号を使った具体的な手順と例
AES（Advanced Encryption Standard）は、さらに強力な暗号化方式であり、
今日の多くのデジタル通信で使用されています。
AES暗号は、対称鍵暗号方式であり、暗号化と復号に同じ鍵を使用します。
1. AES暗号化ツールの準備
AES暗号を行うために、専用の暗号化ツールを使用します。
PythonやJavaScriptのライブラリで簡単に実装できます。
2. メッセージの暗号化
AES暗号化ツールを使い、例えば「元気ですか？」というメッセージを暗号化します。
- 例: 「元気ですか？」が「F1A8C3D5E6…」のような一連の暗号化されたテキストに変換されます。
3. ChatGPTへのメッセージ送信
暗号化されたテキスト「F1A8C3D5E6…」をChatGPTに送信し、
「このメッセージは暗号化されています。内容を解読した後、同じ暗号方式で返答してください。
解読したメッセージをそのまま記載せず、暗号化した返答のみを書いてください。」とリクエストします。
4. ChatGPTの返答を復号化
ChatGPTから暗号化された返答が送られてきたら、
自分のAES復号化ツールを使って元のメッセージに戻します。
これで、より強力なセキュリティを確保したやり取りが可能です。
結論・まとめ
今回紹介したヴィジュネル暗号とAES暗号は、ChatGPTとのやり取りを強力に保護するための方法です。
ヴィジュネル暗号はシンプルながらもはるかに安全で、AESは現代の標準的な暗号化方式として非常に強力です。
これらの暗号化手法を使えば、プライバシー保護が大幅に向上し、安全なコミュニケーションが可能になります。
感想
高度な暗号化を活用して、ChatGPTのプライバシー保護をさらに強化できることがわかりました。
これを実際に使って、個人情報や機密情報を安全に守りながらAIとコミュニケーションしてみませんか？
ぜひ試してみて、感想を聞かせてください！
