【やさしい】解説!!「新規事業開発の進め方」【②事業ステージの分類/マネジメント】

こんにちはヤク学長です。

本記事の目的は、「新規事業開発の進め方を理解する」ことを目的としています。

【本記事のもくじ】

まず、「新規事業開発の進め方」に真剣に取り組むための概要を解説します。
下記の方法で、簡単に概要を抑えることができます。

  • 事業のステージとフォーカス

それでは、上から順番に見ていきます。
なお、本上記の方法を抑えれば成果が出ます。

・新規事業開発の進め方を使って、必要な基礎スキルをスムーズに身につけ効率的に学ぶための記事です。

記事の内容は「転載 & 引用OK」問題ありません。

事業のステージとフォーカス

事業のポートフォリオを作ってマネジメントしよう

探索ステージと成長ステージ、深化ステージの3つに分けることができます。

探索ステージでは、事業が初期段階にあるため、事業の方向性やビジネスモデルが確定しておらず、不確実性が高い状態です。このステージでは、顧客のニーズを探索することが中心で、市場の評価や顧客のフィードバックを重視する必要があります。

成長ステージでは、事業の方向性やビジネスモデルが明確になってきているため、より具体的な戦略や計画を立てて事業を拡大する必要があります。このステージでは、市場の拡大や収益の増加にフォーカスすることが重要です。

深化ステージでは、事業が成熟しており、市場も飽和状態になっているため、事業の改革や革新が必要になってきます。このステージでは、新しいビジネスモデルや技術の導入、顧客ニーズの変化に応じたサービス提供など、革新的なアプローチが求められます。

それぞれのステージでのフォーカスや、投資額については以下のようになります。

探索ステージ:

  • フォーカス:顧客ニーズの探索、市場評価の取得、ビジネスモデルの構築
    PSF/PMF
  • 不確実性制御:リスクテイク
  • 投資額:比較的小規模(数百万円程度)

成長ステージ:

  • フォーカス:市場の拡大、収益の増加、事業の拡大
  • 不確実性制御:不確実性をコントロール
  • 投資額:中規模(数千万円程度)

進化ステージ:

  • フォーカス:革新的なアプローチ、新しいビジネスモデルや技術の導入、顧客ニーズに応じたサービス提供
  • 不確実性制御:不確実性を排除
  • 投資額:大規模(数億円程度以上)

事業ステージによって変わる「成長の測定指標」

事業ステージによって変わる「成長の測定指標」、概要、フォーカス、撤退基準をマトリックスにしたものです。

ステージ 成長の測定指標 概要 フォーカス 撤退基準
ステージ0 ビジネスモデルの検証 インセプションステージ。アイデアや仮説の検証が中心。 ビジネスモデルの検証、市場調査、顧客インタビュー ビジネスモデルの非効率性、市場のニーズ不足
ステージ1 収益化の検証 スタートアップステージ。ビジネスモデルの実証実験が中心。 収益化の検証、市場シェアの確保、ブランドイメージの構築 収益化の見通しが立たない、市場の競合が激化
ステージ2 成長の加速 メゾンステージ。市場での地位を確立し、急成長を目指す。 売上高の増加、マーケティング戦略の拡充、ビジネスモデルの最適化 成長が頭打ちになる、市場の需要が低下
ステージ3 成熟と収益性の確保 エンタープライズステージ。市場での地位を固め、持続的な収益性を確保する。 マーケティングの最適化、顧客満足度の向上、業務プロセスの改善 収益性が低下する、市場の需要が低下し競争が激化

※フォーカスに関する項目はあくまでも一例であり、各企業の事業ステージや戦略によって異なる場合があります。また、撤退基準についてもあくまでも一例であり、各企業の事業状況や戦略によって異なる場合があります。

いろいろある新規事業

新規事業は多岐にわたり、以下のようにカテゴリーに分けることができます。

  1. 新しい市場の創造
  • スマートフォン、タブレット、クラウドサービスなどの新しい市場の創造
  1. 既存市場における顧客ニーズの変化
  • エコロジーに配慮した商品やサービス
  • シェアリングエコノミーに基づくビジネス
  • テクノロジーによるデジタルトランスフォーメーション
  1. 既存市場でのニッチな需要に応える
  • 少数派の顧客に特化した商品やサービス
  • 新しいライフスタイルや文化に対応した商品やサービス
  1. プラットフォームビジネス
  • オンラインマーケットプレイスやソーシャルメディア、クラウドサービスなどのプラットフォームビジネス
  1. B2Bビジネス
  • エンタープライズ向けのソフトウェアやハードウェアの提供
  • 大規模プロジェクトや受託開発などのサービス提供
  1. MaaS(Mobility as a Service)
  • モビリティ分野での新しいビジネスモデルの提供

具体例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 新しい市場の創造:スマートフォン、タブレット、クラウドサービス、IoT機器、ドローンなど
  • 既存市場における顧客ニーズの変化:EV車、シェアリングエコノミーのサービス、AI搭載商品、スマートホーム機器など
  • 既存市場でのニッチな需要に応える:ヴィーガンやグルテンフリーの食品、ペットフード、ファッションアイテム、スポーツウェア、医療機器など
  • プラットフォームビジネス:Amazon、Airbnb、Uber、Facebook、LinkedInなど
  • B2Bビジネス:Oracle、IBM、Accenture、Deloitte、Siemensなど
  • MaaS:カーシェアリング、バイクシェアリング、自転車シェアリング、電動スクーターシェアリングなど

人材

市場調査 企画 開発 戦略PR ROAS合わせ カスタマーサクセス
コンサル出身者、リサーチャー 主に担当
事業ドメイン経験者、プランナー 一部担当 主に担当
CTO、UXデザイナー 主に担当
ソートリーダー、PR系マーケ 主に担当
デジタルマーケ、グロースハッカー 主に担当
カスタマーサクセス 主に担当

注意:各役割の担当範囲は事業の規模や業種によって異なるため、上記のマトリックスはあくまでも一例です。

リーダーは特に不足

産業界や社会全体において、リーダー不足が問題とされています。しかし、特に不足している分野としては以下のようなものが挙げられます。

  1. 技術リーダー 技術の進歩が著しい現代社会においては、技術的なリーダーシップが求められます。しかし、技術分野においてもリーダー不足が問題とされており、企業や産業界では技術リーダーの育成や獲得が重要視されています。
  2. グローバルリーダー グローバル化が進む現代社会においては、異文化や多様性に対応できるリーダーが必要とされます。しかし、異文化や多様性に対応できるリーダーの不足が問題とされています。
  3. デジタルリーダー デジタル化が進む現代社会においては、デジタル技術に精通したリーダーが必要不可欠です。しかし、デジタル技術に精通したリーダーの不足が問題とされています。
  4. フェミニンリーダー 近年、女性の活躍が求められるようになり、フェミニンなリーダーシップが注目されています。しかし、フェミニンなリーダーの不足が問題とされています。

人材調達のオプション

人材調達のオプションについて、短期、中期、長期に分けると以下のようになります。

【短期】 ・人材派遣・紹介 ・アルバイト・パートタイマーの採用 ・新卒採用(インターンシップからの採用)

【中期】 ・契約社員・準社員の採用 ・外部パートナーとの連携 ・新卒採用(就職支援やOB・OGネットワークを活用)

【長期】 ・正社員採用 ・人材育成・キャリアアップ制度の整備 ・社内人材の再配置・異動

これらのオプションは、企業の状況や戦略によって使い分けることが重要です。例えば、短期的に業務の需要が急増した場合は人材派遣やアルバイトの採用が有効ですが、長期的に事業の拡大を目指す場合は正社員採用や人材育成の投資が必要になるかもしれません。

調達方法による能力値の傾向

調達方法によって得られる能力値の傾向として、社内人材と社外デジタル人材に分けて以下のような傾向があります。

【社内人材】

  • 内部ノウハウや組織文化の継承が容易
  • 会社のビジョンや方針に精通している
  • 業務知識やスキルが高い
  • キャリアアップの機会があるため、モチベーションが高い
  • チームのコミュニケーションがスムーズ

【社外デジタル人材】

  • 外部の最新技術や知見を持つ
  • 外部の視点からのアイデアや意見が取り入れられる
  • プロジェクトの規模や期間に応じて柔軟に雇用可能
  • スキルや経験の幅が広い
  • 短期間で大量の業務をこなせる

ただし、これらはあくまでも一般的な傾向であり、個人差や企業の状況によって異なる場合があります。


というわけで、今回は以上です。大変お疲れ様でした。
引き続きで、徐々に発信していきます。

コメントや感想を受け付けています。ちょっとした感想でもいいので嬉しいです。

それでは、以上です。

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