【やさしい】「Pythonの基礎知識」簡単速習‼【3分で学ぶ/基本②】

こんにちはヤク学長です。
データサイエンティスト兼ファーマシストで、アルゴリズムやBI開発を行っています。

本記事の目的は、「pythonの基本操作を知る」ことを目的としています。

【やさしい】「Pythonの基礎知識」簡単速習!!【3分で学ぶ/基本①】

【本記事のもくじ】

まず、「Python」に真剣に取り組むための概要を解説します。
下記の方法で、簡単に概要を抑えることができます。

  • 6.python(数値について, 2 進数 , 8 進数 , 16 進数)
  • 7.python数値について(複素数)
  • 8.文字列メソッド
  • 9.数値型から文字列型へ(str関数)
  • 10.文字列型から数値型へ(int,float関数)
  • 11.リスト(配列)型
  • 12.辞書型
  • 13.タプル
  • 14.セット

それでは、上から順番に見ていきます。
まだ1~5をご覧になっていない方はそちらからどうぞ。
なお、本上記の方法を順番に抑えれば成果が出ます。

記事の内容は「転載 & 引用OK」問題ありません。

.python(数値について。 2 進数 , 8 進数 , 16 進数)

2進数の表記

2進数は数値の前に「0b」、8進数は「0o」、16進数は「0x」をつけます。 右辺は2進数のため、変数ageには7が格納されます。

age=0b111  print(age)
→7

右辺は8進数のため、変数ageには9が格納されます。

 age=0o11
 print(age)
→9

右辺は16進数のため、変数ageには17が格納されます。

 age=0x11
 print(age)
→11

2進数の文字列変換

2進数の数値を文字列にするにはbin数値、8進数の場合はoct数値、16進数はhex数値を用います。

 print(bin(15))
→2進数としてOb1111が表示されます。

 print(oct(15))
→8進数としてOo17が表示されます。

 print(hex(15))
→16進数としてOxfが表示されます。

7.python数値について(複素数)

複素数は、実数と虚数を含んだ数値です。 実数が3、虚数が2の場合、複素数として、3+2jと表示します

 a=1+3j
 b=3+5j
 print(a+b)
→複素数4+8jが表示されます。

 print(a*b)
→複素数12+14jが表示されます。

複素数を表す方法:complex関数

実数が3、虚数が2の場合、複素数としてcomplex(3,2)と表示します

 a=complex(1,3)
 b=complex(3,5)
 print(a+b)
→複素数4+8jが表示されます。

 print(a*b)
→複素数12+14jが表示されます。

※複素数型の実数と虚数をそれぞれ、取り出すには、real,imagを利用します。

 a=complex(1,3)
 print(a.real)
→1.0
 print(a.imag)
→3.0

文字列を変数として扱う時は、””で囲って変数に代入する。 また、”””~”””とすると改行も自由に挿入して宣言することもできる。

 fruit=“apple”
 fruit*5
→fruitを5回表示させる

 fruit[3]
→fruitに格納した4番目の文字を表示

fruit="""apple
 orange
 grape
 """
→apple banana grape

8.文字列メソッド

count関数

 msg='ABCDEABC'
 print(msg.count('ABCDEF'))
→0

startswith,endswith

 print(msg.startswith('ABCD'))
→TRUE
 print(msg.endswith('FABC'))
→False

strip,rstrip,lstrip

 print(msg.strip('ACB'))
→DE
 print(msg.rstrip('ACB'))
→ABCDE
 print(msg.lstrip('ACB'))
→DEABC

upper,lower,swapcase,replace,capitalize

 msg='abcABC'
 msg_u=msg.upper()
 msg_l=msg.lower()
 msg_s=msg.swapcase()
 print(msg_u)
→ABCABC
 print(msg_l)
→abcabc
 print(msg_s)
→ABCabc

msg='Helloworld'
 print(msg.capitalize())
→Helloworld

文字列の一部取り出し、format関数、文字列から数値への変換、islower,isupper

msg='h'
 print(msg.isupper())
→False

msg='hello,myname'
 print(msg[0:10:2])
→hllo,myname

 name='Tanaka'
 msg=f'mynameis{name=}
 print(msg)
→mynameisname=’Tanaka’

 msg='12.21'
 int_msg=float(msg)
 print(int_msg)
→12.21

find,index,rfind,rindex

 msg='ABCDEABC'
 print(msg.rfind('ABDC'))
→-1

9.数値型から文字列型へ(str関数)

 int_num=10
 float_num=10.25
 print("int_num="+int_num)
→文字列型+int型では、エラーとなる

str関数で解消

 print("int_num="+str(int_num))
 print("float_num="+str(float_num))

10.文字列型から数値型へ(int,float関数)

 int_str="10"
 float_str="10,25"
 int(int_str)
→文字列”10″が整数10に変換されます。

 float(float_str)
→文字列”10,25″が浮動小数点数10.25に変換されます。

11.リスト(配列)型

リストの型

リスト変数のイメージはなにか一つの箱を思い浮かべてください。 この箱の中に複数の値を入れることができるものだと思ってください。

list_a=[1,2,3,4]
※list_aに数値1,2,3,4を格納します。
print(list_a[0])
※0を指定するとlistの1番目の要素である1が表示されます (indexは0から始まります)

list_a=[1,2,"apple",4]
※list_aに数値1,2,4と文字列のappleを格納します。
print(list_a[-2])
※-2を指定するとlistの最後から2番目の要素 →appleが表示されます

list_a=[1,[0,1,"apple"],3,"melon"]
※list_aに数値1,3と文字列のapple,リスト[0,1,”apple”]を格納します。
print(list_a[1][2])
※listの2番目の配列の3番目の要素 →appleが表示されます。
list_a[1][2]='pin'
※listの2番目の配列の3番目の要素がpinになります。

リストのスライス

list_a[0:2]
※1番目から2番目までの値
list_a[0:4:2]
※1番目から4番目まで1つ飛ばし
list_a[-3:]
※最後から3番目以降

リストのメソッド

append: ※値を一つ追加 extend: ※リストにリストを追加して拡張 insert: ※リストに位置を指定して値を追加 clear: ※リストを初期化 remove: ※指定した要素をリストから削除 pop: ※指定したインデックスの要素を取り出して削除 count: ※指定した値がリストに含まれる数を返す index: ※指定した値のインデックスを返す copy: ※リストをそのままコピーして新たなリストを作成し、返す

並び替え

sort: ※リストを並び替える(同じ型でないとエラー)sortedでもできる reverse: ※リストの順番を入れ替える

12.辞書型

dictionary={‘キー1’ : ‘値1′ , ’キー2’ : ‘値2’} このように辞書型は記載します。

car={“brand”:“Toyota”,“model”:“Prius”,“year”:2015}
※辞書を作成します。
print(car[‘brand’])
※取り出せなかった場合エラー
print(car.get(‘brand’))
※取り出せなかったNone →変数キー、変数.キーとすることで値を取り出すことができます。 上の例では、Toyota
print(car.get(‘Model’,‘Doesnot
※carにModelというキーが存在しない場合、Doesnotexistを返します

car.keys()
※carのキー’brand’,‘model’,‘が返される
car.values()
※carの値’Toyota’,‘Prius’,2015が返される
car.items()
※carのキーとバリューがそれぞれが返される

for文

for key,valueincar.items():
  print("key={},value={}".format(key,value))
※key,valueをそれぞれ取り出し、ループ内で回すことができる

if文については後を参照

if key in car:
  print(car[‘key’])

辞書型(ディクショナリー)のメソッド

car={"brand":"Toyota","model":"Prius","year":2015}
car.update({'country':japan','prefecture':'Aichi'})
※辞書carにcountryとprefectureを値と共に追加します。
car['city']='Toyota-shi'
value=car.popitem()
※最後に追加した要素を削除します。この場合、city)が削除されます。 ※valueに(‘city’,’Toyotashiとタプルにして返されます。
value=car.pop('prefecture')
※指定したキーを削除します。また、valueにAichiが入ります。
car.clear()
※carに入った値が全て削除されます。
delcar
※辞書carが削除されます。

13.タプル

タプルは値を複数入れるものです。リストに似ていますが、最も重要なポイントは、「値を変更、追加できない」点です。

fruit=(‘apple’,‘banana’,‘orange’,‘lemon’)
※タプルの宣言
print(fruit[0])
※タプルの一番目の要素にアクセスします
fruit[0]=‘pain’
※TypeErrorタプルは値を変更することができない
fruit=fruit + (‘grape’,)
※タプルに要素を追加するには、+ でタプルの形にします。

タプルのメソッドcount,index

リストをタプルに変換する

list_a=['banana','apple','grape]
fruit=tuple(list_a)
※tuple()とすると、リストをタプルに変換することができる

リストと違う特徴 {(‘A’,‘B’):‘value’} ➀配列よりもタプルの方が、アクセスするスピードが速い ➁ハッシュ化して辞書型のキーとして、利用できる ➂値が変更されないことを保障できる (MONTH=(‘Jan’,‘Feb’,….)など)

14.セット

セットは、リスト、タプルと似たように複数の値を入れる入れ物です 特徴 ➀同じ値を持つことがない(ユニーク) ➁順序が保持されていない(挿入された順番通りに取り出すことができない) ➂集合処理を高速で行うことができる

set_a=a’,‘b’,‘c’,‘d’,‘a‘}
※setを作成、aが2つ入っていますが、ユニークの特徴から一つしか入りません
print(set_a)
※set_aには、{‘a’,’d’,’c’,’d’} の4つの要素があります。
print('e' in set_a)
※set_aには、’e’が入っていないため、Falseが返ります。
print('e' not in set_a)
※set_aには、’e’が入っていないため、Trueが返ります。
print(len(set_a))
※set_aの数を返します。この場合4が返ります。
set_a.add('e’)
※set_aに‘e’を追加します。
set_a.remove('e’)
※set_aから‘e’を削除します。‘e’がない場合は、KeyErrorを返します。
set_a.discard(‘e’)
※set_aから‘e’を削除します。‘e’がない場合でも、エラーは発生しません。
set_a.pop()
※set_aから任意の要素を取り出し削除します。
set_a.clear()
※set_aから全ての要素を削除します。

セットのメソッド

union(|) ※ユニオン、和集合を返します。 intersection(&) ※集合の共通する要素、積集合を返します。 difference(-) ※片方の集合にあり、片方の集合にない要素、差集合を返します symmetric_difference ※どちらか一方にだけある要素の集合を返します

s={'a','b','c','d'}
t={'c','d','e','f'}
s | t
※sとtのユニオンの集合、a’,’b’,’c’,’d’,’e’,’fを返します
s.union(t)
※sとtのユニオンの集合、a’,’b’,’c’,’d’,’e’,’fを返します
s & t
※sとtの積集合、c’,’dを返します
s.intersection(t)
※sとtの積集合、c’,’dを返します
s - t
※s – t,s.difference(t)では、sとtの差集合、a’,’bを返します
s.difference(t)
※s – t,s.difference(t)では、sとtの差集合、a’,’bを返します
s^t
※s^t,s.symmetric_difference(では、sとtの片方に含まれるa’,’b’,’e’,’fを返します
s.symmetric_difference(t)
※s^t,s.symmetric_difference(では、sとtの片方に含まれるa’,’b’,’e’,’fを返します
s | =t
※s=sとtのユニオン、つまりsにtの値を追加します。

s={'apple','lemon'}
t={'apple','banana','lemon','grape’}
u={‘cherry’}
print(s.issubset(t))
※sの要素は総てtに含まれるため、sはtのサブセットでTrueを返します
print(t.issuperset(s))
※sの要素は総てtに含まれるため、tはsのスーパーセットでTrueを返します
print(t.isdisjoint(u))
※tの要素とuの要素は一つも被っていないため、Trueを返します。

というわけで、今回は以上です。引き続きで、徐々に発信していきます。

コメントや感想を受け付けています。ちょっとした感想でもいいので嬉しいです。

それでは、以上です。

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