【コマンドライン】「Command Lineの実践」簡単速習‼【基礎構文】

こんにちはヤク学長です。
データサイエンティスト兼ファーマシストで、アルゴリズムやBI開発を行っています。

本記事の目的は、「コマンドラインの基本操作を知る」ことを目的としています。

【本記事のもくじ】

まず、「コマンドライン」に真剣に取り組むための概要を解説します。
下記の方法で、簡単に概要を抑えることができます。

  • 1.ターミナル操作

それでは、上から順番に見ていきます。
なお、本上記の方法を順番に抑えれば成果が出ます。

記事の内容は「転載 & 引用OK」問題ありません。

1.ターミナル操作

ターミナル(またはコマンドラインインターフェース)は、ユーザーがテキストベースのコマンドを入力し、コンピューターに命令を与えるためのインターフェースです。ターミナルを使用すると、マウスやGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を使用せずに、ファイルの操作、システムの設定、プログラムの実行などのタスクを効率的に実行できます。

ターミナルは、主にUNIXやLinuxなどのオペレーティングシステムで使用され、WindowsでもPowerShellなどのターミナルが利用できます。ターミナルで使用できるコマンドは、オペレーティングシステムやシェルによって異なりますが、多くの基本的なコマンドは共通しています。

コマンドでファイルを作成してみましょう!

どのようなファイルを作成したいかによって、使用するコマンドが異なります。以下にいくつかの例を示します。

  • 空のテキストファイルを作成する場合(Windowsの場合):
type nul > example.txt
  • 空のテキストファイルを作成する場合(macOSまたはLinuxの場合):
touch example.txt
  • テキストエディターでファイルを作成する場合(Windowsの場合):
notepad example.txt
  • テキストエディターでファイルを作成する場合(macOSまたはLinuxの場合):
nano example.txt

これらのコマンドを実行すると、現在のディレクトリに “example.txt” という名前の新しいファイルが作成されます。コマンドを実行した後、作成されたファイルを開いて編集することができます。

ファイルの中身

ファイルの中身を表示するために、ターミナルで使用できるいくつかのコマンドがあります。以下にいくつかの一般的なコマンドを示します。

  • cat コマンド:
cat file.txt

cat コマンドは、指定したファイルの中身を表示します。上記の例では、file.txt というファイルの中身を表示しています。

  • less コマンド:
less file.txt

less コマンドは、長いファイルの中身を表示する際に便利なコマンドです。cat コマンドとは異なり、less コマンドはファイルをページ単位で表示し、必要に応じてスクロールして表示することができます。また、less コマンドでは、ファイルの中身を検索することもできます。

  • head コマンド:
head file.txt

head コマンドは、ファイルの先頭から指定した行数分の中身を表示します。上記の例では、file.txt ファイルの先頭から10行目までの中身を表示しています。

  • tail コマンド:
tail file.txt

tail コマンドは、ファイルの末尾から指定した行数分の中身を表示します。上記の例では、file.txt ファイルの末尾から10行目までの中身を表示しています。

これらのコマンドを使用して、ファイルの中身を表示することができます。

補完機能

ターミナルには、ユーザーが入力するコマンドやファイル名などの文字列を自動補完する機能があります。これにより、タイプする必要がある文字数が減り、タイプミスや入力ミスを減らすことができます。

一般的に、自動補完機能は、Tabキーを押すことでトリガーされます。ターミナルは、入力された文字列をもとに、自動補完候補を提供します。ユーザーは、Tabキーを押すことで候補を選択し、さらに入力することができます。

例えば、ディレクトリ内に example-file.txt という名前のファイルがある場合、ユーザーが ex という文字列を入力し、Tabキーを押すと、ターミナルは自動補完候補として example-file.txt というファイル名を提供することができます。ユーザーは、Tabキーを押して補完を完了することができます。

自動補完機能は、ターミナルのシェルによって異なりますが、一般的には多くのシェルで使用できます。また、自動補完機能は、設定によってカスタマイズすることができます。

ディレクトリを作成する

ディレクトリを作成するために、ターミナルで使用できるいくつかのコマンドがあります。以下にいくつかの一般的なコマンドを示します。

  • mkdir コマンド:
mkdir directory_name

mkdir コマンドは、指定した名前のディレクトリを作成します。上記の例では、directory_name という名前のディレクトリを作成しています。

  • mkdir -p コマンド:
mkdir -p directory1/directory2/directory3

mkdir -p コマンドは、複数のディレクトリを同時に作成することができます。上記の例では、directory1directory2directory3 という名前のディレクトリを階層的に作成しています。

これらのコマンドを使用して、ディレクトリを作成することができます。

カレントディレクトリ

カレントディレクトリとは、ユーザーが現在作業しているディレクトリのことです。ターミナルでは、カレントディレクトリは常に表示され、ファイルやディレクトリを操作する際に、デフォルトの操作対象となります。

カレントディレクトリを確認するために、以下のようなコマンドを使用することができます。

  • pwd コマンド:
pwd

pwd コマンドは、現在のカレントディレクトリのパスを表示します。

  • echo $PWD コマンド:
echo $PWD

echo $PWD コマンドも、現在のカレントディレクトリのパスを表示します。ただし、echo コマンドは引数を表示するために使用されるため、変数 $PWD を使用してカレントディレクトリを表示する必要があります。

これらのコマンドを使用して、カレントディレクトリを確認することができます。

ディレクトリの移動

ターミナルでのディレクトリの移動には、以下のようなコマンドを使用します。

  • cd コマンド:
cd directory_name

cd コマンドは、指定した名前のディレクトリに移動します。上記の例では、directory_name という名前のディレクトリに移動しています。

  • cd .. コマンド:
cd ..

このコマンドを実行すると、現在のディレクトリから1つ上の階層に移動します。例えば、/home/user/documents というディレクトリにいる場合、cd .. コマンドを実行すると /home/user ディレクトリに移動します。

このように、.. はカレントディレクトリから1つ上の階層を表す特殊な記号です。

ディレクトリを指定しないcdコマンド

ディレクトリを指定せずに cd コマンドを実行すると、ユーザーのホームディレクトリに移動します。ユーザーのホームディレクトリとは、そのユーザーがログインするときに最初に配置されるディレクトリのことです。通常、ホームディレクトリは /home/ユーザー名 というパスになります。

例えば、cd コマンドを実行すると、以下のようにユーザーのホームディレクトリに移動します。

cd

このコマンドを実行すると、ユーザーのホームディレクトリに移動します。ユーザーのホームディレクトリに移動すると、ls コマンドを実行すると、ユーザーのホームディレクトリに存在するファイルやディレクトリが表示されます。

ファイルを移動させる

ファイルを移動させるために、以下のようなコマンドが使用できます。

  • mv コマンド:
mv file_name /path/to/new/location

mv コマンドは、指定したファイルを新しい場所に移動します。上記の例では、file_name という名前のファイルを /path/to/new/location というパスに移動しています。mv コマンドは、ファイル名を変更するためにも使用できます。

  • cp コマンドと rm コマンド:
cp file_name /path/to/new/location
rm file_name

cp コマンドは、指定したファイルを新しい場所にコピーします。上記の例では、file_name という名前のファイルを /path/to/new/location というパスにコピーしています。一方、rm コマンドは、指定したファイルを削除します。

ファイルを移動させるためには、まず mv コマンドを使用してファイルを新しい場所に移動します。移動が完了したら、必要に応じて rm コマンドを使用して元の場所からファイルを削除することができます。

ファイル名を変更する

ファイル名を変更するために、以下のようなコマンドが使用できます。

  • mv コマンド:
mv old_file_name new_file_name

mv コマンドは、指定したファイルの名前を変更します。上記の例では、old_file_name という名前のファイルを new_file_name という名前に変更しています。また、同じディレクトリ内でファイルの移動も行えるため、ファイル名の変更と同時にファイルを別の場所に移動することもできます。

  • cp コマンドと rm コマンド:
cp old_file_name new_file_name
rm old_file_name

cp コマンドは、指定したファイルを新しい名前でコピーします。上記の例では、old_file_name という名前のファイルを new_file_name という名前でコピーしています。一方、rm コマンドは、指定したファイルを削除します。

ファイル名を変更するためには、まず mv コマンドを使用してファイル名を変更します。ファイル名が変更されたら、必要に応じて rm コマンドを使用して元のファイルを削除することができます。

ファイルのコピー

ファイルのコピーを行うには、以下のようなコマンドが使用できます。

  • cp コマンド:
cp source_file destination_file

cp コマンドは、指定したソースファイルを指定したディレクトリやファイルにコピーします。上記の例では、source_file というファイルを destination_file というファイルにコピーしています。

  • cp -r コマンド:
cp -r source_directory destination_directory

cp -r コマンドは、指定したソースディレクトリを指定したディレクトリに再帰的にコピーします。上記の例では、source_directory というディレクトリを destination_directory というディレクトリに再帰的にコピーしています。

これらのコマンドを使用して、ファイルのコピーを行うことができます。注意点として、cp コマンドを使用してコピーした場合、元のファイルとコピーしたファイルは別々のファイルとして扱われ、一方を変更しても他方には影響がないという点があります。

ディレクトリのコピー

ディレクトリのコピーを行うには、以下のようなコマンドが使用できます。

  • cp -r コマンド:
cp -r source_directory destination_directory

cp -r コマンドは、指定したソースディレクトリを指定したディレクトリに再帰的にコピーします。上記の例では、source_directory というディレクトリを destination_directory というディレクトリに再帰的にコピーしています。

  • rsync コマンド:
rsync -av source_directory/ destination_directory/

rsync コマンドは、指定したソースディレクトリを指定したディレクトリにコピーします。上記の例では、source_directory というディレクトリを destination_directory というディレクトリにコピーしています。rsync コマンドは、ファイルの更新差分のみを転送することができ、大容量のファイルを転送する場合などに効率的です。

これらのコマンドを使用して、ディレクトリのコピーを行うことができます。注意点として、cp -r コマンドを使用してコピーした場合、元のディレクトリとコピーしたディレクトリは別々のディレクトリとして扱われ、一方を変更しても他方には影響がないという点があります。

ファイルの削除

ファイルを削除するために、以下のようなコマンドが使用できます。

  • rm コマンド:
rm file_name

rm コマンドは、指定したファイルを削除します。上記の例では、file_name という名前のファイルを削除しています。注意点として、このコマンドを実行すると、ファイルが完全に削除され、復元することはできません。

  • rm -i コマンド:
rm -i file_name

rm -i コマンドは、ファイルを削除する前に確認メッセージを表示して確認を求めます。上記の例では、file_name という名前のファイルを削除する前に確認メッセージが表示されます。このオプションを使用することで、誤って重要なファイルを削除することを防ぐことができます。

これらのコマンドを使用して、ファイルの削除を行うことができます。ただし、削除操作は非常に重要な操作であるため、誤って削除してしまわないように、慎重に実行するようにしてください。


というわけで、今回は以上です。大変大変お疲れ様でした。
引き続きで、徐々に発信していきます。

コメントや感想を受け付けています。ちょっとした感想でもいいので嬉しいです。

それでは、以上です。

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